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マンチェスター・ユナイテッドでの香川真司の真価

マンチェスター・ユナイテッドでの香川真司の「間」で受ける能力

マンチェスター・ユナイテッドの香川真司が 狙っていたのはエデン・アザ—ルだという噂があった。アザールはフランスのリールの攻擊的MF、 2年連続でリーグーMVPに選出されている20歳のべルギー人だ。最終的にアザ—ルはチHルシーが獲得し、マンチェスター・ユナイテッドは香川真司を選択したわけだが、実はこの2人はよく似ている。

ゾーンの守備プロックを打ち破るためには、 プロック内に浸透していくパスワークが決め手になる。それには守備者の”間”にボールを入れなければならない。

コンパク卜なゾーンの守備プロック内を動き回つたところで、フリーにはなれない。裏へ走ればオフサイドになり、左右に動いても常に相手選手が待ち構えている。そのかわり、 ゾーンの守備プロック香川真司内には必ず隙間が存在 する。

スの強泵も増えてきたとはいえ、まだ例外とぃってぃぃ。

隙間はそれほど大きくない。横に並んだ守備者の間や、斜めの間は、せいぜい5~7 mぐらいしかないだろう。ただ、その隙間は必 ずある。バルセロナが優れているのは、その小さな隙間にバスをつなぐ能力である。メッ シ、シャビ、イニエスタを筆頭に、その隙間 でボールを受けられる選手で占められているのが大きなアドバンテ—ジだといえる。

隙間にバスをつながれると、香川真司のゾーンの守備ブロックは収縮する。そぅやってポール保持者から時間とスぺースを奪のが、この守備 戦術の眼目だからだ。ところが、それが致命的な弱点にもなっている。

マンチェスター・ユナイテッドでの香川真司の真価

ゾ—ンの収縮には必ずタイムラグがあるからだ。例えば、香川真司の守備者の間にいるアタッ力—にバスが入ると、2人の守備者はボールホルダ—を挟み込む。それを合図に、全体がボール方向へ収縮するのだが、その動きがまつたく同時に行われるわけではない。水面こ石を投げ人れたときに波紋が広がるように連続的に動く。時差がある。つまり、一ヶ所で守備者の間隔が縮まると、その周囲の間隔は一時的には広がつてしまうのた。

ボールホルダーにプレッ、ソャ—を与—ことで攻擊側の時間とス・へ1スを制限し、ボールを奪いやすくする守備戦術は、その半面、ブレッシャ丨が効かないと攻iによリ多くの時間とスぺースを与えてしまうという矛盾を抱え込むのである。”間,に通すバスは、ゾーンの守備ブロックを突き崩すための最初の一手、蟻の一穴だ。そして、香川真司はその能力に最も優れた選手の一人である。